「Do You Remember?」
「ねぇ、テニスの何がそんなに楽しいの?」
私は思い切って幼馴染のリョーマ君に聞いてみた。
だって、どうしても理解できないよ。
前・・リョーマ君が瞼を切ったとき、リョーマ君は平気だって言ったけど
私は・・・・・すごく心配だった。
あんな痛いおもいしてまで続けるような事なのかなって、思った。
「さぁね。やってみればわかるんじゃない?」
「やってみればって・・・私が超運動音痴なの知ってるでしょ(泣)」
「それ。その概念がある限りなにやっても駄目だね。
、わかってないよね。自分で制御してる事。」
私にはリョーマ君が何を言ってるのか解らなかった。
制御なんて器用な事が出来たら、苦労しないよ。
───────次の日の朝。私の上には布団とは違った重さがあった。
「何・・・・・・カ、カルピン?!どこから入って・・・」
「おはよ。」
私の上にはカルピンが。ベッドの横にはリョーマ君がいた。
とりあえずリョーマ君には部屋から出てもらって、着替えを済ませリビングへ。
お母さんの話だと、3時間くらい前からいたらしいけど、
私が起きるのをずっと待っていてくれたとか。
「相変わらず起きんの遅いね。」
「うん・・・ごめんι」
「別に。」
リョーマ君の何気ないその優しさが好きなんだよね。
気付いてないんだろうなぁ、私の気持ち。
「で、行くの?行かないの?」
「えっ?な、何の話だっけ?」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
リョーマ君の事考えてて、リョーマ君の話聞いてなかった・・・。
馬鹿だ、私ι
「だから、テニスの練習。行くの、行かないの?」
あ・・・昨日のこと、気にしてくれてたんだ。
なんか、こういうのって・・・・嬉しい♪
「行くよ!!もっちろん!」
「あっそ。じゃぁ早く準備してよ。」
「うん♪」
私の家からリョーマ君家は近いから、歩いてリョーマ君家のテニスコートに行った。
それから準備運動して、基本的なことをリョーマ君から教わった。
「じゃ実際にやってみる?」
「う・・・うん。」
ボールを使うとなるとやっぱり恐くて、ちょっと嫌だった・・・けど、
ここで止めたらリョーマ君が教えてくれた事が無駄になっちゃうから。
それだけは絶対に嫌だから。
「軽くサーブ打つからとりあえず、こっちに打ち返して。」
「うん。やってみる!」
「いくよ、・・っほ」
スカッ
「・・・・ゴメンι」
コレが続く事約30分・・・やっぱ私って駄目だ。
リョーマ君が私のためにやってくれてるのに、私はそれに応えられてない・・・
なんでこうなんだろ・・・・ほんと、嫌になる・・・・・・・・
「、覚えてる?小2の頃・・俺のこと助けてくれたの。」
「・・・・・・・うん。」
覚えてるよ。リョーマ君がテニスの壁打ちしてる時に私は横で見てて、
後ろから他の人のボールが飛んできて・・・。
リョーマ君に当たりそうだったから、走ってボールを手で弾いたの。
リョーマ君に当たったら嫌だったから、必死に・・・・・・・・・・・・・必死に。
私今、必死じゃない?
「じゃ、も一回助けてよ。」
そう言うと手に持っていたボールを壁に投げつけて、
両手をポケットに入れて目を閉じた。
・・・・・そんなことしたら、本当に・・・・・・!!!!!
「危ないっっっ」
パンッ
「と・・取れた・・・・・?」
「おめでとう。今のが本当の。」
取れたというより、まぐれでラケットに当たったのではないかと思うくらい
情けないものだったけど、リョーマ君がそういうのなら。
「ありがとうっ!!リョーマ君大好きvvv」
「ちょっ、/////////」
「あ・・・・・」
ついノリで告白してしまった・・・。
でも、本当の気持ちだし・・いいよね♪
「・・・・・・・・俺もだけど//////////」
「・・・・・・・・・・・・・・え、今・・何て・・・・・・?////////////」
私の聞き間違いだったのかな?
でも今確かに・・・・・・
「まだまだだね////////////」
***fin***
15000HIT特別企画(+20000HIT御礼)、うさぎさんからのリクドリームでした☆★
私の中で、リョーマ=まだまだだね
なので、最後は絶対これにしようって決めて書きました。
なんか、初々しい夢小説になりましたね(笑)
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