「感涙」
あれから2年という月日が流れ私の人生は変わろうとしていた。
ある人間の存在で・・・
++++++++ 2年前 ++++++++
「知らない・・・私やってない、イヤだ。・・・もう・・こんなのヤダ・・」
その日、私のたった一人の母親が戦場で死んだとセントラルからの連絡のあった日だった。
「さん、しょうがないのよ。貴女のお母さんは・・・」
近所の人達が私が暴れている所に、駆け寄り落ち着かせようとしたが
の言葉で遮られた。
「何よ・・・あんた達は人事だからって・・・・
言いたい放題言わないでよ・・アンタ達になんか私の気持ちが分からないくせに・・・」
・・ガチャ・・・キィーー・バタン・・・
「あぁそうだな・・・私達には君の考えていることも、
君のことさえも・・分からない・・・
ただの・・他人だな・・・・・」
そこにいたのは、軍人姿の黒髪の男の人と金髪の女の人が立っていた。
女の人の手には、母親の物が混ざっている難しそうな書類だった。
「っちょ・・・ちょっと待ってよ・・・な・・にそれ・・
お母さんは生きてるんでしょう?・・・ねぇ・・はっきりしなさいよ・・・あっ
お母さんもしかしてこの家に帰ってくるの?だから荷物運んでくれたんでしょ?・・
そうでしょ・・・?
早くお母さんに合わせてよ・・・ねぇ・・あわ・・・」
ロイがの肩を強く抱いた少し時間を置いて
「お母さんは・・戦場で亡くなったよ・・・軍から連絡があっただろう?・・・」
「嘘よ・・・そんなことがある訳ないでしょう?・・・嘘でしょう?軍人さん!!」
は喚き泣きロイの胸元で泣き出した・・・
そうしているうちには泣くのに疲れたのか、そのまま寝てしまった。
ロイとリザは近所の方々に帰ってもらい、ひとまずをベットに寝せ
明日ちゃんと話をするため少しの間この町に滞在することになった。
「・・・・っん?・・・・え?・・なんで軍人さんがここに?・・・」
が疑問に思っていると、ちょうどそばに居たロイが一声かけた
「おはようっ・・俺は『軍人さん』じゃない・・ロイだ。」
はまだあまり理解できず、ちゃんと話してくれと顔で訴えてきた。
ロイが笑顔を見せ
「さぁまず話の前に朝食といこう。・・中尉の料理が口に合うか分からないがね」
「え?!・・・あっはい・・・」
恐る恐るに食べてみると結構いけるものだとは思いながら食べていたが、
だんだん昨日の記憶が戻りあまり口に通らなくなってしまった・・・
「あら?ちゃんと食べないと、倒れるわよ?」
「でも食欲がないんです・・・・」
はリザの言葉に即答で答え自分の部屋にスタスタと戻ってしまった。
ロイがやはり話すべきだとリザに持ち掛けたところ、リザも『そうですね。』と賛成し
食器を直しの部屋に行きロイが話を持ち出してみた。
「・・・・…という訳なんだ。君のお母さんは『もし自分が死んだら、娘のために
軍に引き取ってもらえないか』と、戦場に行く前に私にこの話をしてきたんだ・・・
・・・もし、君が軍で働くと言うならば、働かせても良いと私は思っている。
それともずっとここにいるかね?」
は顔を下に向けたまま少し黙りつづけ考えた結果、ロイの顔を真剣に見、
「・・・軍での仕事頑張ります!!どんな仕事でもお引き受けします。」
ロイはを見つ目真剣な面持ちで
「本当にいいのかね?・・我々は君の命も母親のように借り出すかもしれないのだぞ?」
「もちろん。その覚悟はできています。・・・その覚悟の上で決めた事ですから。」
はロイとリザに向けてニコッと笑いかけた。
ロイはの笑顔が予想以上だったので『おやっ?』と言う表情を見せ
「宜しい、・・、セントラルに来たまえ。」
++++++++ あれから2年後 ++++++++
「!早く例の資料を持ってきたまえ!!」
「ハーイ!!今すぐに。」
いつもこの調子でこき使われている。
だけどこんな生活もいいかもね!?(笑)
「!!」
「ハーーイ!」
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えっと長ったらしくなってすいません。
この夢小説が心に響いたらうれしいです。
それと黒蝶さんこれからも頑張ってください。
片隅で応援しときますので、私も頑張ります。でわ2
十夜さん、どうもありがとうゴザイマスvv
母親が亡くなりヒロインさん可哀相ですが、ロイの下で働けるのは、
この上ない幸せかと(笑)
あと、前向きなヒロインさんは可愛くて良いですねvv
→黒蝶
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