「溺愛プチケーキ」




vvこれ買ってきたから一緒に食べよ♪」


と、可愛らしく言っているのは菊丸英二。
菊丸が買ってきた「これ」とはプチケーキ。



「英二、いらっしゃい。でも、入るときはノックくらいしてよね。」



菊丸を呼び捨てにしているのは
二人は恋人関係で、菊丸はに溺愛している。
今日は菊丸がの家に来る事にはなっていなかったが・・・



「ごっめーん。そんなことより、可愛いだろぉコレ!!
に見せたくて来ちゃったんだー♪」


「全く反省して無いでしょ?・・・・・・・・・コレって、プチケーキ?よね。」



なぜかプチケーキを見て固まる
菊丸は心配そうにの顔を覗き込む。



「そーだけど、どうかした?」



は菊丸から思いっきり顔を背けてから言った。



「実は私・・・・・」

「・・・?うん。」



しばらくの間。菊丸はが切り出すのを待った。
すると急には菊丸の方に向き直り、意を決したかのように言った。



「実は私、今・・・ダイエット中なのっ!!」

「は?」



思いもよらぬの言葉に菊丸は呆気にとられた後、
赤い顔をして小刻みに震えている恋人を見て笑った。



可愛いぃーvvvそんなこと気にしてたんだぁ?!
あはは♪全然太ってないじゃーん!!」


「なっ///笑うなんて酷いよ英二!!私本気なんだからー!!
第一、英二が細すぎるのがいけないのよ・・・・・」



が小声で愚痴をこぼしたが、菊丸は気にせずに唸りだした。



「うーん、じゃぁはこのプチケーキは食べないって事?」


「うん。ごめん。」



即答したに菊丸は頬を膨らませ腕を組んだ。



「どぉーしても食べてくれないの?!」


「う・・・うん」


「もぉ怒った!そういう子にはこーだ!!」



といったのにも関わらず、菊丸はいきなり自分だけプチケーキを食べ出した。
は『英二は何がしたいんだろう?』と思いつつ黙って見ていた。


すると菊丸はプチケーキを食べるのをピタリと止め、
の肩をガッシリと掴みキスをした。



「んん・・・・・・・・は・・・ぁ・・・っ!!」



しかし、そのキスはただのキスではなかった。
菊丸は口移しでにプチケーキを食べさせたのだ。
その後、が飲み込んだのを確認すると、菊丸はの唇を開放してやった。



「どぉ?美味しかったっしょ?」



菊丸はすっかり満足した模様。
はというと、赤面している。
菊丸はクスっと笑ってから再びキスをした。


今度は軽く触れるだけの・・優しいキス。

それから耳元で菊丸が囁く。








「俺はどんなも好きだよvv」








「・・・・・・・・・・・・・・・・バカ///////」








二人の愛は、プチケーキよりも甘いのでした。














***fin***





15000HIT特別企画(+20000HIT御礼)、RIRICAさんからのリクドリームでした☆★
菊丸なのに微エロを書いてしまいましたι
不二で微エロをと思っていたんですけど、
コレはコレでいいかな、と♪

ご感想お待ちしておりますvv

→黒蝶

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